MOTに関する主要国際会議発表
1) | Aug 1996 | H. Yamasaki and J.Baba, “New wave of managing innovation,” IEEE Engineering Management Society, International Conference on Engineering and Technology Management IEMC’96 Proceedings, pp.761-765 |
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【概要】 | R&Dマネジメントに「ガバナンス」の観点からの分析を加え、よりイノベーションを活発に創発するための施策を考えた。特に優れた研究者・技術者を生み出すための社内大学の在り方、教育体系を論じ、三菱電機におけるさまざまな取り組み例を分析した。 | |
2) | Oct 1998 | H. Yamasaki, H. Suzuki, and J. Baba, “What should corporate R&D general manager be,” IEEE Engineering Management Society, International Conference on Engineering and Technology Management IEMC’98 Proceedings, pp.148-152 |
【概要】 | 企業は個人の人にとって、個性の発展の機会に富む場でなければならない。イノベーションを担当する人をfree agentとして処遇することがキーポイントになる。こらからの研究組織を考えた時、研究者/技術者一人一人はfree agentであるということを基本にしなければ、その組織の存続は難しい。また、大きなイノベーションは、トップのビジョンと決断がなければ、達成出来ない。トップが適切な判断を出来るようなガバナンス・ボードの在り方を提案した。 | |
3) | Sept 1999 | H. Yamasaki and I. Yamada, “A proposal to rebuild a novel Japanese corporate management system -Promoting reorganization of the manufacturing industry -,” Proceedings of the 12th International Conference of ISPIM (International Society for Professional Innovation Management), pp.43-47 |
【概要】 | 今後のビジネス環境における最も重要なキーワードは、IT技術、ソリューションシステムである。シュンペータが、かつてイノベーションを「馬車を何台もつないでも自動車にはならない。エンジンが必要だ」と言った。現在の産業の核となる事業は、IT産業やネット経済である。IT革命のエンジンはアーキテクチャである。半導体製品や応用ソフトは、所詮は「馬車」に過ぎない。本論文では、日本の産業競争力が回復するために、個々の企業で考えるべき(具体的には三菱電機)諸問題をR&Dの観点から明らかにした。特に健康・医療・福祉・住環境関連製品の研究・開発・事業化の実例を説明した。 | |
4) | Aug 2000 | H. Yamasaki and I. Yamada, “Revolution of knowledge creating companies in Japan,” Proceedings of the 2000 IEEE Engineering Management Society (EMS 2000), pp. 630-636. 13-15 August 2000, Albuquerque, New Mexico. ISBN 0-7803-6442-2 |
【概要】 | 日本企業は、構造変革に成功した米国を追い、大規模なリストラを断行している。その結果、「コーポレートアルツハイマー」現象が危惧され、「知識経営」に関心が高まっている。日本における社内情報革命の成否は「サイバー、リアル両ビジネスの融合」にかかっている。この観点から、日本企業の知識創造企業の変革事例を挙げ、改革推進のための指導原理とネットワーク時代に相応しい組織を考える。進化・変革を遂げる柔軟な組織は、コーポレートガバナンスを上手く発揮した企業である。 | |
5) | Nov 2000 | H. Yamasaki and I. Yamada, “IT revolution in the Japanese traditional company,” Proceedings of the 2000 IEEE International Conference on Managing Innovation and Technology (ICMIT2000), vol. 2, pp. 580-585. 12-15 November 2000, Singapore. ISBN 0-7803-6652-2 |
【概要】 | 21世紀の日本企業における研究開発部門が、ITの進歩、金融経済の比重の増大等の環境変動に適応していくための課題と対応として、次の3点が重要である。1)企業の研究所の使命は、製品の開発と共に、ビジネスモデルの開発によって企業の競争力を高めること、2)ビジネスモデルの構想のための適切な経済動向の把握と分析、3)企業における基本的なIT資産の構築、およびIT資産と企業競争環境の分析。 | |
6) | Aug 2002 | H. Yamasaki, I. Yamada, and J. Baba, “The future shape of corporate research,” Proceeding of 3rd International Symposium on Management of Technology and Innovation, ISMOT’02 and ICMIT2002, SMTI, CSD, pp.189-194, October 25-27, 2002, Hangzhou, China, Management of Technology and Innovation in the 21st Century, Zhejiang University Press, Zhejiang Province People’s Republic of China, Aug. 2002. ISBN 7900647201 |
【概要】 | 戦略策定に当って最も重要なことは、トップのガバナンスと、それを支えるコンセプトと理論である。これらを欠くと、事業の展開は従来の概念をベースにして判断していくことになり、新規ビジネスが出てこない。中途半端なビジネスモデルは、企業業績と従業員の士気をかえって低下させてしまう。本報では、コーポレートガバナンスの重要性、社内外におけるコラボレーションの重要性を事例を示しながら論述した。 | |
7) | Oct 2004 | H. Yamasaki, T. Matsubara, and S. Otsuki, “The fundamental problems related to R&D management literacy,” Proceedings of the IEEE IEMC’04, Singapore, Oct 2004, Session C2-1 |
【概要】 | 組織は「個人の能力」と「組織の力」の積の総和としてアウトプットが決まる。よって、R&Dマネジメントリテラシーの本質は、「優れた個性を持った人」と「強い組織」を創ることであると考える。特に、経営者に必須の「組織リテラシー」の基本問題について論述した。 |
他、学術講演34編